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2007年8月 4日 (土)

Stagiaire Najla 2.初めてのデザイン・チュニジアで

だいぶ前にご紹介した7回シリーズの立体裁断基礎編応用ブラウスで活躍した、チュニジア人研修生の新しいシリーズ“Stagiaire Najla”(研修生ナジラ)を11回に分けてごご紹介しています。
今日は第2回目です。第1回目こちらからどうぞ。

研修生ナジラ(NAJLAと書きます、「J」には母音がくっついていませんので「ジ」ではないのです、私にとって難しい発音です)は、服飾技術の専門校の三年生でした。専門校のカリキュラムの中には、デザイン画や洋服のデザインという授業はないようです。チュニジアでは洋服のデザインは美術学校でデザイン画だけ学ぶようです。洋服のしくみと洋服のデザインが結びつかない原因なのかもしれません。
ナジラは、彼女のイメージのなかにたくさんのデザインを持っているようでしたが、デザイン画の練習をした事がないので、表現方法がありませんでした。
少し強引でしたが、デザインとデザイン画の研修を最初の三日間で組んでみました。

ところで、この研修のテーマは、チュニジアの繊維技術センターの指定があり、国営航空のスチュワーデスの制服となりました。

【1日目から2日目】

自分のイメージに近い物を雑誌から抽出する。二つ選びました。
①↓↓リボン使いのバランスがいい。
Njl1 Njl2_1 ②↓↓アシンメトリーが気になるとのこと。

並行して、デザイン画を自由に描いてみます。↓↓
なかなかうまくは描けません。
Njl10_1
デザイン画は8頭身位で描く基本がありますので、下絵にして練習をすることにしました。少し練習に慣れてきたので、雑誌の切抜きから自分のデザインへと具体的にイメージを膨らませていきました。

↓↓↓↓

①↓↓細いリボンは機能性がないのでブレードの変更。
Njl4_1
②↓↓変わり衿は、スカーフに変更。
Njl5_1
スチュワーデスの制服にチュニジア的要素を盛り込みたいのがNAJLAの希望です。さてどうしたらいいでしょうか?コレクションは1型です、絞り込んでデザインを決定します。

【2日目から3日目】
決定!!
①のブレードに、チュニジアの要素をいれることにして、型自体はアシンメトリーの②を生かします。衿あり、NAJLAの初デザインはこのようになりました。
↓↓
Njl7 生まれて初めて、2日目でこれだけ描ければ立派なものです。
胸にあったブレードは肩に移動しました。
袖口にもブレードをつけます。
スカートのヨークと帽子がおそろいの別布になります。Img_2810_3
上着に合わせてスカートもアシンメトリーです。ポケット口にもブレード。
機能性と信頼感が盛り込まれています。チュニジアの空と海の色“青”の濃淡でとてもきれいなさわやかな色調です。とスチュワーデスの制服として、充分なデザインをNAJLAは創作しました。

デザインとデザイン画の完成
実際に人が着た場合のバランスをアドバイスして、デザイン画を完成させました。少し手伝いましたが、ほぼ3日間で初めてのデザインを仕上げた研修生のこの先の様子をお楽しみにお待ちください。次回は立体裁断にかかります。

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